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助成金を活用した設備投資事例:美容院① 実質負担を大幅カット!助成金をフル活用してシャンプー台増設と店舗改装を実現した「賢い投資」の舞台裏 

  • 執筆者の写真: 西川 浩樹
    西川 浩樹
  • 24 時間前
  • 読了時間: 4分

実質負担を大幅カット!助成金をフル活用してシャンプー台増設と店舗改装を実現した「賢い投資」の舞台裏 
シャンプー台イメージ

美容室を経営していると、「客数は増えているけれど、シャンプー台が足りなくて予約が回らない」「スタッフが増えたので、より効率的な動線に変えたい」といった悩みに直面することがあります。

しかし、いざ改装や設備導入となると数百万単位の資金が必要になり、二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。そんな時にぜひ検討していただきたいのが、国が提供する「助成金」の活用です。


1. 助成金を活用した設備投資事例:人員・顧客増加に伴う店舗リニューアル

今回、助成金を活用した設備投資事例としてご紹介するのは、名古屋市の美容室A店の事例です。

【背景と課題】

A店では、若手スタッフの採用に成功し、活気溢れる店舗運営を行っていました。しかし、スタッフが増えた一方で、シャンプー台の数が限られていたため、お客様を待たせてしまう「シャンプー待ち」が発生。これが回転率を下げるだけでなく、スタッフの残業時間を増やす原因にもなっていました。

【実施した設備投資】

店内のレイアウトを大幅に見直し、以下の投資を行いました。

  1. 店舗改装(動線確保・セット面調整): 業務効率を高めるための内装工事を実施。

  2. 最新式シャンプー台(2台)の導入: 待ち時間の解消と、スタッフの腰への負担を軽減するバックシャンプー式を採用。

【助成金受給の結果】

このプロジェクトに対し、2つの助成金を併用することで、以下の受給を実現しました。

  • 店舗改装費用として: 120万円(業務改善助成金)

  • シャンプー台2台の導入費用として: 70万円(働き方改革推進支援助成金)

  • 合計受給額:190万円

これにより、本来であれば自己資金で賄うはずだった投資額の大部分をカバーでき、キャッシュフローを圧迫することなく、次なる成長への基盤を築くことができました。


2. 活用した助成金の内容解説

今回の成功の鍵は、目的の異なる2つの助成金を「適材適所」で組み合わせたことにあります。それぞれの特徴をプロの視点で解説します。

① 業務改善助成金(店舗改装に活用)

この助成金は、「事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)」を一定額以上引き上げ、同時に設備投資を行うことで、その費用の一部を国が補助する制度です。

  • 対象となる取り組み: 生産性を高めるための設備投資(POSレジ導入、内装工事、什器の入れ替えなど)。

  • メリット: 今回の事例のように、動線を改善するための「店舗改装」が対象に含まれる点が非常に大きな魅力です。賃金引上げとセットで行うため、スタッフのモチベーションアップと店舗のアップグレードを同時に進められます。

② 働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース)

こちらは、労働時間の短縮や年次有給休暇の促進など、職場環境の改善に取り組む中小企業を支援するものです。

  • 対象となる取り組み: 労働能率を向上させるための設備・機器の導入。

  • メリット: 美容室における「シャンプー台」は、施術時間の短縮(生産性向上)に直結する設備として認められやすい項目です。スタッフの労働環境(長時間労働の是正)を改善する意志があるオーナー様にとって、非常に使い勝手の良い制度です。

助成金は「もらえるから申請する」ものではなく、「お店をどうしたいか」というビジョンを実現するためのブースターとして捉えるのが正解です。

今回のように、スタッフを増やし、お客様により良いサービスを提供しようとする前向きな投資こそ、国が最も支援したいと考えている領域です。ただし、これらの助成金は「着工前・購入前」の事前申請が必須であり、計画書の作成には専門的なノウハウが求められます。

「うちの店でも使えるのかな?」「何から始めればいいんだろう?」と少しでも興味を持たれたオーナー様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。あなたのお店に最適な「投資と助成金のパッケージ」をご提案させていただきます。



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