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助成金を活用した設備投資事例:小売業 「ただのHP」から「稼ぐEC」へ。業務改善助成金を活用した賢いリニューアル事例

  • 執筆者の写真: 西川 浩樹
    西川 浩樹
  • 17 時間前
  • 読了時間: 4分

「ただのHP」から「稼ぐEC」へ。業務改善助成金を活用した賢いリニューアル事例

こんにちは!社会保険労務士の西川です。

「人件費が上がって経営が苦しい…」そんな声をよく耳にしますが、実は「賃上げ」をチャンスに変えて、設備投資の資金を国からバックアップしてもらえる制度があるのをご存知でしょうか?

今回は、私がサポートさせていただいた名古屋市の小売業A社様の事例をご紹介します。A社様は、地域密着型の商売から一歩踏み出し、「業務改善助成金」を活用して170万円の受給に成功。 自社製品を全国へ届けるためのECサイト構築と、ホームページの全面リニューアルを実現されました。


① 助成金の活用事例:名古屋市小売業A社様の場合

【背景:店舗販売の限界とデジタルへの挑戦】

名古屋市内でこだわりの自社製品を販売しているA社様。これまでは対面販売が中心でしたが、近年の消費スタイルの変化に伴い、「全国のお客様に自社製品を届けたい」という想いを強く持たれていました。

しかし、本格的なECサイト(ネットショップ)の構築や、古くなったコーポレートサイトのリニューアルには多額の費用がかかります。「やりたいけれど、資金面が……」と足踏みされていたタイミングで、私から業務改善助成金の活用をご提案しました。

【取り組み内容】

  1. 賃上げの実施: 事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を計画的に引き上げました。

  2. ECサイトの構築: 自社製品の決済・配送管理が可能な高機能なECシステムを導入。

  3. HPの全面リニューアル: 既存のサイトをスマホ対応させ、ブランドイメージを一新。

  4. 業務の効率化: オンライン注文が可能になったことで、電話やFAXによる受注作業の負担が大幅に軽減されました。

【結果:170万円の受給と売上経路の拡大】

A社様は、合計で約300万円の投資を行いましたが、審査の結果、170万円の助成金を受給することができました。

実質的な自己負担を抑えながら、念願だった「24時間365日働く営業マン(ECサイト)」を手に入れたのです。リニューアル後は、InstagramなどのSNSからの流入もスムーズになり、名古屋市外からの注文が目に見えて増えていると、嬉しいご報告をいただいています。


② 業務改善助成金とは?制度の内容を詳しく解説

今回のA社様が活用した「業務改善助成金」について、その仕組みをプロの視点で分かりやすく解説します。

1. どんな助成金?

「事業場内で最も低い賃金」を一定額以上引き上げ、同時に「生産性向上に資する設備投資(機械、システム、店舗改修など)」を行った場合に、その費用の一部を国が助成する制度です。

2. 対象となる「設備投資」の幅が広い!

ここがこの助成金の最大のメリットです。今回ご紹介した事例のように、

  • ECサイトの作成・改修

  • ホームページのリニューアル

  • POSレジの導入

  • 在庫管理システムの導入

  • 調理器具や配送用トラックの購入(※条件あり) など、売上向上や業務効率化に直結する投資が幅広く認められています。

3. 受給額の決まり方

助成される金額は、「引き上げる賃金の額」「引き上げる従業員数」によって決まります。 今回のA社様のように、思い切った賃上げと投資を行うことで、最大600万円(※申請コースによる)までの受給が可能です。

4. ポイントは「事前の計画」

この助成金は、「設備を買う前」に計画書を提出して労働局の承認を得る必要があります。 「先にHPを作ってしまった!」という場合は対象外になってしまうため、必ず着手前に専門家へ相談することをお勧めします。


社労士からのメッセージ

「給料を上げると利益が減る」と考えるのではなく、「給料を上げて助成金をもらい、その資金で売上を伸ばす仕組みを作る」。これこそが、これからの時代を生き抜く中小企業の戦略です。

最低賃金も上昇傾向にあります。どうせ賃金を上げなければならないのであれば、この制度を使わない手はありません。

「うちの会社でもECサイト作れるかな?」「ホームページのリニューアルも対象になる?」と気になった経営者様、ぜひ一度お気軽にご相談ください。A社様のような成功事例を、次は貴社と一緒に作り上げたいと考えています!



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